日本心理学会ジェンダー研究会のウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。私たち日本心理学会ジェンダー研究会は、2006年11月に設立され、多様なジェンダーやセクシュアリティに関する心理学的研究の発展を目指して活動しています。基礎から応用まで幅広い心理学の領域において、ジェンダーとセクシュアリティをテーマに研究を深めるとともに、すべての人々が自分らしく生きる社会の実現に向けて社会への働きかけを行っています。
ジェンダーやセクシュアリティに関する研究は、私たちの生活や心の健康に深い影響を与える重要な領域です。2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、目標5に「ジェンダー平等を実現しよう」という項目が掲げられています。しかしながら、2024年の「ジェンダーギャップ指数」で、日本は118位と、主要7か国(G7)でも最下位という結果が示されています。このような現状は、日本社会におけるジェンダー不平等が依然として大きな課題であることを示しています。
また近年、SOGI(性的指向と性自認)に基づく多様な考え方が広がりを見せていますが、依然として男女二元論に基づく性差別やジェンダーの不平等が残っています。とくにメディアにおけるジェンダーの表象や、ジェンダーとエスニシティが交差する差別の問題など、現代社会に根深く存在する課題に対して批判的な視点を持ちながら、誰もが自分のアイデンティティを尊重され、平等に生きられる社会の実現のために、心理学の研究を通じて貢献していきたいと考えています。
私たちの活動は、会員の皆さまの協力によって支えられています。現在、研究会の会員数は55名を超え、心理学の研究者や実務者が参加しています。また、日本心理学会会員に限定せず、広く多くの方々が参加できる形で情報交換や交流の場を提供しています。ジェンダー研究に関心をお持ちの方々が気軽に参加できるような開かれた研究会として、今後も活動を展開してまいります。ご関心がある方は、ぜひ当研究会にご連絡ください。
ジェンダー研究会代表
纓坂英子